怒りをぐっと飲み込んでいませんか
あなたは今、腹が立つことがあっても、その場では笑ってごまかしていませんか。
言いたいことがあるのに、「大人げないから」「波風を立てたくないから」と、飲み込んでしまう。
そんな毎日を送っている方は、案外多いものです。
真面目な人ほど、自分の中に怒りを閉じ込めてしまいます。
でも、それは長くは続きません。

こんな場面で、我慢していませんか
たとえば、家族に何度も同じことを頼まれて、うんざりしているのに「いいよ」と言ってしまう。
職場で、自分ばかり損な役回りをさせられている気がするのに、黙って引き受けてしまう。
友人に、心無い一言を言われても、その場では笑って流してしまう。
夫婦の間で、言いたいことをぐっと飲み込んで、後で不機嫌になってしまう。そんなこともあるでしょう。
こうした小さな我慢が、毎日積み重なっていきます。
斎藤一人さんが教える「掃除機理論」
斎藤一人さんは、怒りについてこんな話をされます。
怒りは我慢しないで、小出しに吐き出していい、と。
掃除機は、ゴミを溜め込みすぎると、吸う力が弱くなり、最後には壊れてしまいます。
人の心も、まったく同じなんですね。
腹が立つ出来事を、「まあいいか」「これくらい我慢しよう」と溜め込み続けると、
ある日突然、小さなきっかけで大爆発してしまうことがあります。
そうなると、自分も相手も深く傷つき、それまで築いてきた人間関係まで壊れてしまいかねません。
腹が立つことをそのままにしておくと、心にどんどん澱が溜まっていきます。
我慢強い人ほど損をする
真面目な人、優しい人ほど、「怒ってはいけない」と自分に言い聞かせがちです。
でも、怒りは悪いものではありません。
怒りは、「これは自分にとって嫌なことだ」と教えてくれる、大切なセンサーなんです。
そのセンサーに蓋をしてしまうと、自分が何を嫌がっているのかさえ、分からなくなってしまいます。
我慢強いことは、美徳のように見えて、実は自分をすり減らす原因になっていることが多いのです。
そして、我慢の限界がきた時、一番身近な人にきつく当たってしまうこともあります。
家庭の中でも、「言わなくても分かってくれるはず」と我慢してしまうことがあります。
我慢を重ねた心は、知らないうちに疲れきってしまいます。
肩や首がこわばったり、夜になっても気持ちが休まらなかったり。
そんな経験はありませんか。
体は、心のサインを正直に映し出します。
我慢強いことを褒められて育った人ほど、自分のサインに気づきにくいものです。
だからこそ、「疲れたな」「イライラするな」と感じた時点で、早めに手放していくことが大切なんです。

小出しに出すとどうなるか
腹が立った時に、「それは嫌です」「やめてください」とその場で小さく伝える。
たったそれだけで、心に溜まるものがぐっと減っていきます。
大きな爆発が起きなくなれば、人間関係も穏やかに保たれます。
そして不思議なことに、気持ちが軽くなると、運気まで良くなっていくのです。
斎藤一人さんは、機嫌よく過ごすことが開運の一番の近道だといつも言っています。
怒りを溜め込まないことも、機嫌よくいるための大切な工夫のひとつなのです。
今日からできる小さな習慣
まずは、腹が立った瞬間に、「あ、今、腹が立ってるな」と自分で気づいてあげること。
気づくだけでも、心の中の圧力は少し下がります。
そして言えそうな時は、「それは嫌です」と、短い言葉でその場で伝えてみてください。
伝えるのが難しい時は、紙に書き出すだけでも気持ちは整理されます。
たとえば、一日の終わりに、「今日、腹が立ったことは何か」と振り返ってみるのもいいですね。
書き出してみると、自分が本当は何を我慢していたのかがはっきり見えてきます。
我慢するのをやめて、少しずつ小出しにしていく。
それだけで、毎日はずっと軽く、そして運の良いものに変わっていきますよ。
怒りは、我慢するものではなく、上手に付き合っていくもの。
一つずつ、自分の気持ちを大切にしてあげてくださいね。



